都心で手軽に新緑を楽しむ!表参道の歴史スポット、明治神宮の森
都心にありながらケヤキ並木が美しいおしゃれな街として人気の高い表参道。以前紹介したノスタルジックな青山アパートメントなども流行の発信地になっていました。この街は、最先端の流行やファッションの発信地というだけでなく、風情ある歴史スポットも数多く点在しています。
今回はちょっと喧騒を離れ、落ち着いた表参道の魅力をご紹介します。
明治神宮
大正時代に創建された、明治天皇と正妻の昭憲皇后をお祀りした神社です。皇室ゆかりの神社なので“神宮”となっています。 『表参道』という駅名も、この明治神宮の表参道であることから名付けられました。
明治神宮の森は、まだ100年ほどしか経っていない人口の森ですが、都会の真ん中とは思えない豊かな森で、とても清浄な空気に包まれています。
古来より日本人が自然に感謝し、木や山や石などの自然に神様の存在を感じた思いが伝わってくることと思います。
江戸時代から幕末の争乱を経て明治時代になったばかりの頃、日本は極東の後進国でした。当時は西欧列強の帝国主義の時代。西欧列強は世界中で競いあうように植民地を広げていました。
日本は近代国家を目指し、官民挙げて必死に頑張りましたが、そのトップに立ったのが明治天皇でした。そして第一次世界大戦後、わずか45年の間に日本はアメリカ、イギリス、フランス、イタリアと肩を並べる世界五大国にまで躍進したのです。
現在の日本の繁栄の礎を築いた明治の方々への感謝の気持ちは、忘れてはいけないと思います。
また、明治神宮には本殿のある内苑と、スポーツ施設等がある外苑がありますが、外苑の『聖徳祈念絵画館』には、明治天皇のご生涯をご紹介した絵画が飾られています。
教科書で見たことのある有名な絵画も多数あるので、ちょっと足を伸ばして、こちらもご覧になるのはいかがでしょうか。