
大河ドラマ『べらぼう』蔦重が絵の才能に惚れた少年唐丸!正体はあの有名浮世絵師!?【前編】:3ページ目
のちに大ヒット作品を輩出する「葛飾北斎」
そして、流行作家「滝沢馬琴」(たきざわばきん)が書いた文芸作品の挿絵を描かせた葛飾北斎。
このコンビは次々とヒット作を出すことになりますが、この2人を引き合わせたのは蔦重でした。葛飾北斎の出自を伝える確たる資料は見つかってないそうです。
弥次さん・喜多さんで知られる「十返舎一九」
また、『東海道中膝栗毛』(とうかいどうちゅうひざくりげ)の作者で、戯作者・絵師の「十返舎一九」(じっぺんしゃいっく)は、現静岡県で下級武士の家に生まれたという説がありますが、親が誰だったのかは不明。蔦重の居候となり、黄表紙作品を発表しました。
「頭がよくて絵の才能がある唐丸は、大きくなって有名な絵師になるはず」という推測の中でも、今のところ多いのは「歌麿」「写楽」説のようです。
蔦重を兄のように慕っていた謎の少年・唐丸
ドラマでの唐丸は、自分の面倒を見てくれる蔦重を非常に慕っている姿がよくみられます。困難に巻き込まれ苦悩する蔦重を心配そうに見つめたり、本作りに奮闘する蔦重を尊敬の目で見つめたり。
兄のように親のように想っているのが表情から伝わってきます。
そんな唐丸が「この子は絶対に将来は浮世絵師になる!」と誰もが確信を持つようになったのが第4話の「『雛形若菜』の甘い罠」でした。
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大河ドラマ『べらぼう』蔦屋重三郎が絵の才能に惚れた少年唐丸!正体はあの有名浮世絵師!?【後編】
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の初回で、「明和の大火」のときに蔦屋重三郎(横浜横浜流星)が助けて以来、面倒をみることになった少年・唐丸(渡邉斗翔/わたなべとわ)。[captio…
トップ画像(右):大河ドラマ「べらぼう」公式サイトより