
花魁を生け花に見立て…大河「べらぼう」で紹介された北尾重政『一目千本』全ページを一挙紹介!
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の3話で、主人公である蔦屋重三郎が初めて版元として出版した見立て本『一目千本(ひとめせんぼん)』。

「べらぼう」の作中でも紹介されましたが、本書は相撲の東西取組のようなスタイルで、吉原遊廓に在籍する花魁の性格や特徴を、「生け花」に見立てて紹介した見立て本。


江戸時代にはこうした見立て本(見立て絵本)、が数多く出版されました。
『一目千本』は安永4年(1775年)に刊行された書物で、作者は江戸時代中期の浮世絵師である、北尾派の祖・北尾重政(きたおしげまさ)。版元はドラマと同じく蔦屋重三郎です。
今回は、北尾重政『一目千本』を全ページ一挙に紹介します。花魁がどのようにどんな花に見立てられているのか、くずし字辞典を片手に鑑賞してみるのも面白いでしょう。
『一目千本』は以下の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』を解説【前編】
『一目千本(ひとめせんぼん)』……NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第3話で、主人公の蔦屋重三郎が、版元として初めて出版した本の名前です。※実際に当時刊行された『一目千本』はこち…
大河「べらぼう」に登場!遊女を”花”に見立てた蔦屋重三郎 初の出版本『一目千本』を解説【後編】
【前編】では、ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」3話で、主人公の蔦屋重三郎が、版元として初めて作った本『一目千本』が、現代のクラウドファンディングのような「入銀本」だったこと。当時は江戸庶民…
それでは、北尾重政による『一目千本』をどうぞ!