大河ドラマ「光る君へ」推しキャラ5選、名場面5選など…1年間を振り返りレビュー:4ページ目
「光る君へ」推しキャラ5選
- 1位:乙丸(矢部太郎)
- 2位:藤原宣孝(佐々木蔵之介)
- 3位:藤原惟規(高杉真宙)
- 4位:清少納言(ファーストサマーウイカ)
- 5位:源明子(瀧内公美)
並み居る実在人物を押しのけて、堂々たる筆者的正一位もとい第1位に輝いたのは、第1回「約束の月」から最終回「物語の先へ」までまひろに尽くした乙丸です。
彼はちやは(国仲涼子)・まひろ・賢子の三代にわたって仕え、ヒョロガリで頼りないけど誰よりも勇敢な従者でした。
視聴者の皆さんにも、乙丸を愛してやまない方は多いのではないでしょうか。
元から豪胆な人物が勇敢に振る舞うのは当然ですが、弱くても大切なもののために行動を起こせるのが真の勇気というもの。
乙丸は本作における第一の勇士だったと言えるでしょう。
妻きぬ(蔵下穂波)への不器用な愛情、そして最後に思い切った渾身のワガママと言い、むしろ彼を「まひろ(完全創作人物の主人公。非紫式部)」ポジションとして物語を描いても面白いと思います。
このペースで語ると長くなってしまうので、第2位以下はサラッと行きましょう。
ご都合主義で途中ちょっとキャラがブレた気がしたものの、基本的に磊落で大らかだった藤原宣孝。紫式部とのおしどり夫婦ぶりを、もっと見せて欲しかったです。
優秀な姉と比べられてもマイペース、いつも飄々と人生を楽しんでいた藤原惟規。本作を通じてファンが大きく増えた人物ではないでしょうか。
はじめ清少納言にファーストサマーウイカ氏が選ばれた時「あぁ、サバサバしたベタな人物に描かれるのかな」と放送前から胸焼けする思いでしたが、よい意味で期待を裏切られた一人です。
これからも「ききょう」のキャラで芸能活動をして欲しいと思いました。
正室倫子と格差をつけられ(結局どっちも道長から愛されていないとは同じですが)、いかにも幸薄げな源明子。
いつも泣いているのか笑っているのか分からない、顔に苦労が染みついた立ち居振舞いが好きでした。
イメージキャラは『源氏物語』ヒロインの一人・六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ/みやすどころ)ですが、本作でも道長に生霊を飛ばして欲しかったですね。