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幕末期、米国の初代・駐日領事「タウンゼント・ハリス」は日本人のことをどう思っていたのか?

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日本への思い

ハリスは、日記に日本人のことを「喜望峰以東で最も優れた民族」と書いていたほどで、日本のことをいつも気にかけ、親しい人々に日本のことを話すのを楽しみにしていたといいます。親日家ですね。

仕事で赴任していたとはいえ、おそらく彼にとっても日本での日々は充実したものだったのでしょう。

晩年は、保養地のフロリダへ移住してのんびりと暮らし、74歳で亡くなりました。生涯独身で家族はいなかったので、姪が法定相続人となっています。

彼の墓所はニューヨーク市ブルックリン区のグリーンウッド墓地で、その墓碑には、日本の国民権利を尊重した証として日本から「日本の友」という称号を得たと刻まれています。

また彼の功績と日米通商条約締結の成功を称え、「アメリカ国民だけでなく日本国民にも満足を与えた」ともあります。

幕末期というと、日本および徳川幕府が西欧人から無理やり開国させられて嫌な目に遭わされたようなイメージがありますが、こういう人もいたのだと知るとちょっとうれしいですね。

参考資料:
歴史の謎研究会『舞台裏から歴史を読む雑学で日本全史』2022年、株式会社青春出版社
ハリスの話

画像:photoAC,Wikipedia

トップ画像:タウンゼント・ハリス(Wikipediaより)

 

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