女は下の下なり!?幕末の新選組 副長・土方歳三の人物像に迫る知られざるエピソード
泣く子も黙る新選組。今年はドラマ「君とゆきて咲く」でも新規ファンを開拓した感があり、新選組の人気は不変といっても過言ではないかもしれませんね。
さて、お馴染みの副長・土方歳三。彼のちょっとしたエピソードを紹介します。
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有名な恋の歌は、自分でも…?
歳三といえば趣味は俳句というのはファンの知るところ。特に、
「しれば迷い しらねば迷わぬ 恋の道」
という句は、女性ファンをきゅんとさせる一句。
ちょっと直接的過ぎて恥ずかしい気もするこの句、実はご本人もいまいちと思っていたらしく、歳三の発句をまとめた『豊玉発句集』では、丸で囲んであるそう。俳句の世界では丸で囲むというのは「没にする」という意味があるそうです。
その隣に、
「しれば迷い しらねば迷わぬ 法の道」
という句が書いてあり、一気にお堅い印象に。ちょっと恋の歌を詠んでる場合じゃないぞ、という自分への戒めなのかもしれませんね。
ここを去れば斬る!しかし後々…
戊辰戦争が勃発し、土方が一軍を率いて宇都宮城を攻略していた時のこと。
明治政府軍に押されて劣勢だったとき、逃げだす味方の前に立ちふさがり「ここから退いた者は斬る!」と抜刀して檄を飛ばしました。
土方歳三を語るうえで有名なエピソードであり、絵になるため、映画やドラマではよく再現される場面だと思います。
味方を斬るなんてたまったものではない…と思いきや、実はこのあと、自分の斬った兵士の墓を建ててあげてほしいとある者にお金を渡したそうです。それは現場に出張していた、郷里・日野の旧友、土方勇太郎。厳しい一面はあくまで戦争に勝つためであって、情には厚い人柄だったのでしょう。
歳三を戦死まで見届けた中島登という隊士は「歳を重ねるにつれ温和になり、赤子が母親に懐くように人から慕われていた」と述懐しています。
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2ページ目 女性にモテモテだった歳三が怒らせてしまった女性とは…?