【光る君へ】ロクな未来が待ってない予感…「藤原通任(古舘佑太郎)」とはどんな人物?生涯をたどる:3ページ目
藤原通任の家族
藤原通任には妻が二人おり、正室は藤原永頼女(ながより娘)で、嫡男の藤原師成(もろなり)を生んでいます。
側室or継室には藤原尊子(そんし/たかこ)を迎えました。彼女は藤原道兼の娘で、元は一条天皇の女御となりました。
一条天皇との死別後に再婚しましたが、子供は生まれておらず、治安3年に死別しています。
嫡男の藤原師成は後一条天皇・後朱雀天皇・後冷泉天皇・後三条天皇・白河天皇と五代の天皇陛下に仕え、父を超える正二位・参議まで昇りました。
その後も一族の血脈を後世に伝えています。
終わりに
今回は三条天皇の義弟である藤原通任について紹介してきました。いささか権力に驕る点は見られたものの、道長の被害者には違いありません。
果たしてNHK大河ドラマ「光る君へ」では、どのように描かれるのでしょうか。古舘佑太郎の演技に注目です!
※参考文献:
- 倉本一宏『三条天皇 心にもあらでうき世に長らへば』ミネルヴァ書房、2010年7月