道長ついに闇堕ち!今後は欲望のままに変貌…?大河ドラマ「光る君へ」第38回放送(10月6日)振り返り!:3ページ目
藤原為時、左少弁に
まひろのおねだり?が影響したのか、道長の意向によって藤原為時(岸谷五朗)が8年ぶりの官職にあずかりました。
ところで左少弁(さしょうべん)とは、どんな官職なのでしょうか。
左少弁とは弁官の一職で、彼らの属する弁官局では朝廷の最高機関である太政官(だいじょうかん)に属して八省(各省庁)の監督などを行いました。
謹厳実直かつ実務能力の高い者が選ばれたため、為時には適任と言えるでしょう。
弁官は左と右に分かれており、左がより上位とされ、それぞれ管轄が分かれています。
左弁官は中務省(なかつかさ)・式部省(しきぶ)・治部省(じぶ)・民部省(みんぶ)を担当。
右弁官は兵部省(ひょうぶ)・刑部省(ぎょうぶ)・大蔵省(おおくら)・宮内省(くない)を担当していました。
※後にまとめて弁官局全体が管轄したそうです。業務等に偏りが出てしまったのでしょうね。
弁官のランクは大弁>中弁>少弁、左弁>右弁となっています。
具体的には左大弁⇒右大弁⇒左中弁⇒右中弁⇒左少弁⇒右少弁の順番です。
為時は左少弁なので、下から二番目。きっと職務に精励したことでしょう。