道長ついに闇堕ち!今後は欲望のままに変貌…?大河ドラマ「光る君へ」第38回放送(10月6日)振り返り!:2ページ目
呪詛事件について
僧侶の円能(えんのう)が作った呪符によって発覚した伊周一派の呪詛。
その主犯として、源方理(阿部翔平)と高階光子(兵藤公美)らが捕らわれ、官位を剥奪されました。
前回初登場した彼らですが、それぞれどんな人物なのでしょうか。
源方理(みなもとの かたまさ)
生没年不詳。源重光(しげみつ)の子で、伊周の義兄弟。かつて長徳の変(長徳2・996年)で失脚し、復帰するも今回の呪詛事件で再び失脚します。
しかし再び復活して三条天皇(居貞親王、木村達成)・後一条天皇(敦成親王)に仕えました。運がいいんだか悪いんだか分かりませんね。
ちなみに姉妹(源重光女)は道長の妻となっており、そのツテで復帰できたのでしょうか。
高階光子(たかしなの みつこ)
生没年不詳。伊周の叔母で亡き高階貴子(板谷由夏)の姉妹。かつては亡き藤原定子(高畑充希)の元で中宮宣旨(ちゅうぐうせんじ。女房の筆頭格)を務めていました。
しかし今回の呪詛事件で失脚し、その後どうなったかは分かりません。
……彼らに共通していたのは敦康親王の将来を案じていたこと。敦成親王の誕生によって道長の野望が剥き出しとなり、危機感に駆られての呪詛だったのでしょう。
破滅の坂を転がり落ちる伊周一派。残された藤原隆家(竜星涼)は、中関白家存続の重責を感じていたことと思います。