「北欧デザイナーによる一汁 一菜の器『DUKA ―北欧流シンプルな食卓』」が2015年3月11日(水)~24日(火)、スウェーデン大使館(東京都港区六本木)において開催されます。本展では、日本の基本の食器である飯碗、豆皿、箸置きのデザインに北欧デザイナーが挑戦しています。
展覧会のタイトル「DUKA/デューカ」はテーブルセッティングをするという意味を持つスウェーデン語。気軽で肩肘をはらずに友人を招いて囲む食卓を、テーブルウェアやリネンをアレンジして素敵な空間を作り出します。
今回の展覧会では日本の食文化「飯と汁」に着目したデザインが展示されます。北欧デザイナーたちが和食の基本である「一汁一菜」の和食器を使って「DUKA」を提案。普段使いの磁器として人気の高い、長崎県の波佐見焼で、飯碗、小皿、箸置きの3点を作り上げました。
型にはまらず、和食器をグローバルなものとしてとらえ、自由にスタイリングを楽しみ、撮影された写真を数多く紹介しています。古くから大衆向けの食器として親しまれてきた波佐見焼は「DUKA」にピッタリ。北欧デザイナーの手にかかると、日本人には当たり前の食器が予想外のものに大変身。驚きがあったり、くすっと笑顔になったりしそうなものばかりが並ぶようです。
展示されているデザインは「Scandinavian Pattern Collection」に参加している北欧デザイナー26人による28デザイン。これらのデザインは、スウェーデン大使館での展示と同時に、3月11日から販売も開始。LOFT4店舗(渋谷、横浜、梅田、立川)ではカジュアルラインの「フェリエ」20デザインが販売されます。
2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」は、世界的にも注目されています。とりわけ、海のそばで新鮮な魚介類が多く取れる北欧の人々からはお寿司や天ぷらが好まれているとのこと。和食の魅力の一つである美しい盛り付けも、北欧デザイナーを魅了しています。
何か通ずるものがある和のこころと北欧デザイン。和食器と北欧デザインの素敵コラボは注目です。
北欧デザイナーによる一汁一菜の器 『DUKA ―北欧流シンプルな食卓』
日時 :2015年3月11日(水)~24日(火)
(月~金、10時~17時30分、最終日は16時30分まで)
※12:30~13:30は昼休みのため入館できませんのでご注意ください。
場所 :スウェーデン大使館 ベルイマン展示ホール 〒106-0032 東京都港区六本木1-10-3
入場料:無料