ついに『源氏物語』誕生!ヒロインのモデルは藤原定子?ほか…大河「光る君へ」8月18日放送振り返り:2ページ目
藤原実資と懇ろだった女性は何者?
斉信に続いて公任を励ましにやって来た藤原実資(秋山竜次)。斉信とまったく同じセリフを連ね、失笑を買っていました。
しかし実資にとってそんなことはどうでもよく、真の目的は御簾の陰にいた女性の一人。
彼女が何者であるのか、そもそもストーリーに何らかの関係があるのかは分かりませんが、もしあるのだとすれば実在人物がモデルと考えられます。
実資の妻妾で、記録が残っているのは以下の3名です。
- 源惟正女(役名は桐子。中島亜梨沙)
- 婉子女王(真凛)
- 源頼定乳姉妹(実名不詳)
このうち桐子は寛和2年(986年)に、婉子女王は長徳4年(998年)に世を去っています。よって彼女が実資の妻であれば、源頼定乳姉妹(よりさだのめのとご。乳母の娘)と考えられるでしょう。
彼女が後に実資が「かぐや姫」と呼んで溺愛する藤原千古(ちふる/かずこ)を生んだという説もあります。
堅物で知られた実資が娘を溺愛する様子も見てみたいですが、藤原千古が誕生するのは万寿元年(1025年)。準主人公の道長が亡くなる直前なので、果たして登場の機会はあるのでしょうか。
これからも、意外と隅に置けない実資に注目です。