伊周・隆家兄弟の没落確定…誤解から放たれた矢が花山院に!大河ドラマ「光る君へ」5月12日放送振り返り:5ページ目
伊周の妾・藤原光子(三の君/寝殿の上)について
藤原為光の娘だから光子(竹内夢)。あるいは三の君だから三つ→光子にしたのかも知れません。
この名前は本作における創作であり、同時代に藤原光子(こうし/みつこ)という女性は別にいました。
【光る君へ】藤原伊周の妾(三の君)とは別人、同時代を生きた藤原光子とはどんな女性だった?
藤原隆家「あっ、西洞院。前太政大臣、三の君だ」藤原伊周(無言でうなづく)隆家「光子様。ハッ……それはまた……」※NHK大河ドラマ「光る君へ」第17回放送「うつろい」より今日も今日と…
本作の光子は三の君、または寝殿の上(しんでんのうえ)と呼ばれています。
劇中でも演じられていた通り、花山院のお目当ては光子ではなく、その妹である四の君こと藤原儼子(げんし/たけこ)でした。
それを光子が寝盗られたと勘違いして伊周が落胆、隆家が花山院を襲ったのは劇中の通りです。
ただし疑いを持った同日ではなさそうですが……襲撃するにしても、普通は事情や相手を確認してから決行しないのでしょうか。
さすがは「さがな者(荒くれ者)」の異名をとる隆家。いかにも考えなし感が見事演じられていましたね。
かくして勃発した長徳の変ですが、それから三の君光子がどうなったかは記録がありません。
没落していく伊周について行ったとも思えないので、そのままフェイドアウトしていくのでしょう。
次回くらいは登場するかも知れませんね。