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清少納言の夫は誰?道兼の妻のその後、独裁政治の幕開け…大河ドラマ「光る君へ」4月7日放送回振り返り

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藤原道兼に愛想を尽かした藤原繁子

後継者の指名から外された恨みから、兼家の喪にも服さず遊び惚けていた藤原道兼(玉置玲央)。

どんな父親であろうと、事情があろうとも、その死を悼まないとは人としていかがなものでしょうか。

そんな夫に愛想を尽かした藤原繁子(山田キヌヲ)は、娘の藤原尊子(愛由)と共に出て行ってしまいました。

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その後、繁子は正暦3年(992年)ごろに平惟仲(佐古井隆之)と再婚。藤原詮子(吉田羊)や道長の庇護を受けます。

寛弘2年(1005年)に惟仲が世を去ると好明寺に隠棲するも、道長からは大切にされたそうです。

歳をとっても若い者から大切にされるなんて、とても羨ましい……そう思ったのか、清少納言は『枕草子』に彼女を「うらやましげなるもの(羨ましいもの)」として取り上げました。

……内、春宮(とうぐう)の御乳母(おんめのと)。上の女房の、御方々いづこもおぼつかなからず、まゐりかよふ。……

【意訳】内裏や春宮の乳母・繁子。彼女はどこにでも御目通りが許されていて、参上できる。

また、娘の尊子は一条天皇(柊木陽太)に入内し、暗戸屋女御(くらどやのにょうご)などと呼ばれました。

3ページ目 藤原実資の後妻・婉子女王

 

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