さわのモデルは誰?赤痢の怖さ、道長と倫子は子沢山…大河ドラマ「光る君へ」3月24日放送振り返り:5ページ目
庚申待(こうしんまち)について
劇中でも解説された通り、庚申待の夜はみんなで寝ないよう、夜通し楽しく過ごすのが通例でした。
しかし、道長たちは静かに過ごしていたのが気になりますね。
実は、本作では登場していない道長の実姉・藤原超子(ちょうし/とおこ)が関係しているのです。
彼女は冷泉天皇の女御となり、居貞親王(三条天皇/木村達成)・為尊親王(ためたか)・敦道親王(あつみち)・光子内親王(こうし/みつこ)の三男一女を生みました。
しかし天元5年(982年)1月28日、庚申待の夜に息を引き取ってしまったのです。
うっかり寝てしまって、身体から抜け出した三尸虫(さんしのむし)が魂を引っかけてしまったのでしょうか。
このことがあって以来、兼家の一門では庚申待を行わなくなったそうです。
迷信に振り回されることの虚しさは本作においてしばしば描写されますが、こうしたことも一因となっているのでしょうね。
ちなみに庚申待の風習は近現代にも続いており、道端にある庚申塔は庚申待の記念に建てられたもの。
もし見かけたら、建立年月日や参加者の名前などを調べると楽しいですよ。
第13回放送「進むべき道」
さて、まひろと道長の破局が決定的となった?今回。しかしながら二人の関係は続いていきます。
次週の第13回放送は「進むべき道」。果たしてまひろはどっちへ進もうとするのでしょうか。
道長とつかず離れず、もどかしい日々が続くものと思われます。これからも、目が離せませんね!
トップ画像:大河ドラマ「光る君へ」公式ページより