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藤原惟規、大学へ行くの巻

悲しい出来事もありましたが、まひろ家では嬉しいこともあります。

永らく学問嫌いで知られていた藤原惟規(高杉真宙)が自分から書を読み、大学へ行くのでした。

為時「一念通天、率先垂範、温故知新、独学孤陋、肝に銘じよ」
※各語の大意:天に届く(通じる)まで志を貫け。模範となるよう進んで励め。古きをたずねて新しきを知れ。独りよがりな学問は大成せぬと心得よ。

まひろ「今の分かった?」

惟規「一つ分かった」

為時「情けないのぅ……」

まひろ「今日から本気出しますので。ねっ」

惟規「ん」

為時「しっかり学んで、見違えるように成長せよ」

惟規「はい!行って参ります!」

彼の口から大学と聞くと、何だか現代的な感覚でとらえてしまいますね。

しかし当時の大学とは、立派な官僚養成機関。惟規は文章生(もんじょうしょう)に選ばれたかなりのエリートです。

彼らは紀伝道(きでんどう。漢学)を修め、やがて式部省(現代の人事院に相当)で完了を教育する側に回るのでした。

これまでボンクラなイメージで描かれてきた太郎(惟規)。しかしそれはあくまで「姉(まひろ/紫式部)と比べて」であり、当人自身を見れば和歌を巧みに詠む教養人でした。

歌集『藤原惟規集』も現代に伝わり、その知性を偲ばせます。

姉を超えろとは言いませんが、大きく成長した姿を視聴者に魅せて欲しいですね。頑張れ太郎!応援してるぞ!

5ページ目 今週が見納め?実資の妻・桐子について

 

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