やはり武田家の歩き巫女だった!望月千代のモデルとされる「望月千代女」を紹介【どうする家康】
『どうする家康』の9話「守るべきもの」で空誓のもとにいた千代(演:古川琴音さん)は、実は武田家の歩き巫女である望月千代であることが判明しました。
衝撃の展開に、テレビの前で思わず「えっ!?」と声に出してしまいました。
皆さんの中にも同じようになった方もいるかと思います。それに加えて「望月千代って何者?」と疑問を覚えた方もいるはず。
実は望月千代はオリジナルキャラクターで、実際にいた望月千代女(もちづき-ちよめ)がモデルとされています。
そこで今回は、千代こと望月千代のモデルになったとされる望月千代女について解説します。
歩き巫女とは?
望月千代女の解説の前に歩き巫女の解説をしたいと思います。
歩き巫女は、特定の神社に所属せずに全国各地で祈祷や託宣を行って生計を立てていた巫女のことを指します。歩き巫女の中には、旅芸人や遊女を兼ねる者もいました。
他にも、神事で使われる梓の木を用いた梓弓を駆使した口寄せ後、託宣や呪術を行った梓巫女。熊野権現の布教のため、絵巻物の内容を解き語った熊野比丘尼も知られています。
そして、諏訪信仰のために全国を歩いた巫女は信濃巫女と呼ばれていました。日本各地を制限なく歩いて回れることから、武田信玄は信濃巫女を情報収集の手段として用います。
この巫女たちを訓練したのが望月千代女でした。
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