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「鎌倉殿の13人」ついに鎌倉殿の鎌倉離れ?愛想を尽かした義時は…第44回放送「審判の日」振り返り

「鎌倉殿の13人」ついに鎌倉殿の鎌倉離れ?愛想を尽かした義時は…第44回放送「審判の日」振り返り:6ページ目

今週も憎たら素晴らしい源仲章

何とか義時を失脚に追い込むネタを探ろうと、のえ(演:菊池凛子。伊賀の方)に接近する仲章。頼家暗殺について「聞きたいな……♪」と迫ってみるけど、腐っても義時の妻、決して口は割りません。

しかし「手も握っていません」という弁解に「そんなことはどうでもいい!」という義時のリアクション。妻としてほとんど愛されていないことが浮き彫りになってしまい、ちょっとかわいそうでしたね。

また、冒頭の仏像ポーズ大会に参加しようと挙手していたのをかき消されてしまう辺りも「北条ファミリーに溶け込めていない感」が実に沁みます。

もう結婚してから十年以上経つのに……半ば(義時を出世の道具としか思ってこなかった)自業自得とは言え、せっかく輪に入ろうとしているのだから、入れてあげて欲しいですね(たぶんみんな純粋に気づかなかった様子)。

それはそうと「人の上に立ちたい」という欲望のために謀をもてあそぶ仲章。痛いところを衝かれた義時が焦って雑色のトウ(演:山本千尋)を派遣するも、失敗してしまいました。

「雑色を使うと聞いていたが、女子(おなご)とはなぁ……」

憎たらしくほくそ笑む仲章。絶対に吐かせてみせると息巻いていますが、彼女は拷問に耐えられるのでしょうか。

なお「血に穢れた誰かより、よほど(執権に)ふさわしい」なんてほざいていた仲章。しかし彼の初登場って、確か頼全(演:小林櫂人。阿野全成の息子)の暗殺じゃありませんでしたっけ?

ともあれ極めつけには「太刀持ちを代われ」とばかり差し出された手。まさに色悪(いろあく。歌舞伎用語で、カッコいいけど性根が悪い役どころ)の真骨頂ですね。

源の なんかムカつく 仲章
顔はいいのに 顔はいいのに

詠み人知らず

SNS上で詠まれていた狂歌が傑作だったので載せました。生田斗真さんの絶妙な演技が光っています。

7ページ目 次週第45回放送「八幡宮の石段」

 

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