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「鎌倉殿の13人」鎌倉を火の海に。ついに勃発、和田合戦!第41回放送「義盛、お前に罪はない」予習

「鎌倉殿の13人」鎌倉を火の海に。ついに勃発、和田合戦!第41回放送「義盛、お前に罪はない」予習:2ページ目

5月2日・その二「朝比奈義秀、大暴れ」

いよいよ戦闘が始まりました。鶴岡八幡宮を東西に横断する横大路(よこおおじ。現:寿福寺~宝戒寺)で両軍が何度も激突、その先陣を切ったのは波多野忠綱(はたの ただつな)。三浦義村がその後に追いすがります。

酉刻(18:00ごろ)、和田勢は御所を包囲。北条泰時(演:坂口健太郎)・北条朝時(演:西本たける)と足利義氏(あしかが よしうじ)が全線で守備を指揮しました。

※ちなみにこの時、泰時は二日酔いがひどくて意識が朦朧としていたと後で述懐しています。

決死の攻防が続く中、朝比奈義秀がその豪力を振り絞って御所の惣門(そうもん。正門)を破壊。和田勢が一気に突入し、火を放たれて御所は焼け落ちてしまうのでした。

「鎌倉殿、早くこちらへ!」

源実朝(演:柿澤勇人)は御所を脱出して北西の山上にある法華堂(現:頼朝公墓)へ避難。義時と広元もこれに付き従います。

さぁ、朝比奈義秀は大暴れ。当たるを幸いとばかり敵を倒しまくり、五十嵐小豊次(いがらし ことよじ)・葛貫盛重(くずぬき もりしげ)・新野景直(にいの かげなお)・礼羽蓮乗(れいは れんじょう)らが討ち取られました。

「アイツを倒せるのは、そなたしかおるまい!」

出てきたのは高井重茂(たかい しげもち)。義盛の甥で、義秀に匹敵すると言われる怪力の持ち主です。

「朝比奈の。今日こそ勝負をつけようぞ」

「望むところだ。一ひねりでぶっ殺してやらぁ!」

互いに弓を捨てて轡を並べての組討ちが始まりました。激しく殴り合った末に両者とも落馬。くんずほぐれつ血まみれ泥まみれの死闘を制したのは義秀でした。

「おっしゃあ!これでそれがしが和田一番の大力じゃ!」

こうして討たれてしまったものの、かの朝比奈三郎を落馬させた唯一の豪傑として、重茂を賞賛しない者はなかったと言います。

「さぁ、まだまだ暴れ足りねぇなぁ……」

次なる敵を求めて再び馬に乗ろうとした背後から斬りかかったのは北条朝時。卑怯だって?そんなことを言っている余裕はありません。

「ちょこざいな!」

即座に応戦する義秀を前に、朝時は負傷して命からがら逃げだしました。「バーロ、十年早ええンだよ!」義秀は先を急ぎます。

3ページ目 5月2日・その三「朝比奈義秀かく戦えり」

 

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