令和のサムライはコレ!男の着物ブランド「和次元 滴や」が手描き捺染を活用した唯一無二の春コレクションを発表:2ページ目
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ベースとなる風土ローブの素材は、ダブルフェイスの綿系の生地で、インディゴ染めの無地を表に、野趣のあるボーダーを裏にして、表と裏として、糸で接結されて1枚になっている。 捺染の前に、2度の洗い加工を施し、刺し子のように 接結の糸目を響かせてユーズド感を出した風合いに仕上げている。
手描き捺染の技で破れ部分が捲れたように描いた箇所も、リアルに仕上がってる。騙し絵は、両袖や前後の身頃、フード、袖と身頃との縫い目を渡る箇所など、全部で7箇所に配置。 まずまず大きめな図柄には、職人の力がこもっている。
Code : FSPC 廿弐丿零漆
落剥しかけたように、くすんだ金色の顔料で手描き捺染した月と霞の柄を背負った金ラメを効かせた黒い透かしマント。透かしが効いているので色は墨グレーに見える。美しいドレープは、しなやかなサマーウールの風合いによる。そのマントの広い背中に、手描き捺染による月と霞の柄を大胆に配置。 透けるほどの薄さと軽さが 儚げで、幻想的な柄ゆきがドレッシー。
Code : FSPC 廿弐丿零捌
左袖と左衿のみ色を違えた四重斜め格子の織り模様の和慈羽袖。単仕立てなので、黒/グレー、芥子色/ベージュと、それぞれの裏の色見せは技アリ。微かな透け感を活かした単仕立てなので、織紋様の配色が逆になる裏側を見せれば 4色使いとなる。 フシのある素朴な表情を見せつつも、シワにならず 軽い着心地で、扱いやすい。落ち着いた色目が 合わせやすくて、ナチュラルで ゆったりとしたアウターに仕上がっている。