一枚の紙が自在に変貌する「折り紙」。
そのフレキシブルさと応用力の高さは様々な技術やアートに取り入れられていますが、なんと今回ドレスにまでなってしまったようです。
コロンビア出身のディアナ・ガンボアさんは、紙の折り目や質感、鮮やかな色を生かした個性的で大胆な衣装を作り、南米やヨーロッパで高い評価を受けているコロンビアの実力派女性デザイナー。
ルイ・ヴィトンの南米向けデザインを手がけたこともあるそうです。
子どものころ、父親が日系移民から教わった折り紙を子供のころから習い、すっかり折り紙に魅せられたというガンボアさん。
先月六本木ヒルズで行われたイベント 「キュクロプス:ラブ・ストーリー(The Cyclops:a Love Story)」では斬新でアートな”折り紙ドレス”を披露し、ワークショップも行ったそうです。
テレビ番組でも取り上げられていたので、ご覧になった方もいるかもしれませんね。
ちなみにディアナさんがドレスで使う専用の紙の大きさは、縦2m×横20mにも及び、1ロール約17万円とのこと。
同じドレスは二度と作らないというガンボアさんですから、とても高級なオートクチュールでもあるわけですね。
正直これを着て歩けるかは微妙な気もしますが、折り紙という1枚の紙が持つ可能性はもっともっと大きいものなのかもしれません。