警官をマッポと呼ぶのは薩摩藩と関係があった!?そして近代警察の父も薩摩藩士

みずめ

今ではあまり使われなくなりましたが、以前不良めいた若者言葉というか俗称で、警察官のことを「マッポ」と呼んでいた時期がありました。

警察官の俗称には他にも「さつ」や「ポリ」がありますが、警察の「さつ」やポリスの「ポリ」だとわかりますよね。

でもマッポはどこから?とふと不思議になりました。

実は幕末に大いに関係があったようです。

明治政府は大急ぎで新しい政治体制を作りましたが、中央政権も警官も明治維新の中心となった薩摩藩出身者が多かったのです。東京に邏卒(今の巡査のこと)3000人を置くことになったのですが、なんと薩摩藩士は3人に2人!

このことから民衆が警官に対して「さつまっぽう」と呼ぶようになり、これが略されていって「まっぽう」、更に縮んで「まっぽ」となったとのこと。

東京となった江戸の市中で「やーい、さつまっぽう!」とからかう子供たちの声が聞こえてきそうですね。

2ページ目 薩摩藩士・川路利良が導入した近代警察制度

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