このようなことに耐えかねた住民たちは、立ち上がりました。有馬村の代官所を襲い、代官・林兵左衛門を殺しました。それが、かの有名な「島原の乱」の始まりです。

海から見た原城の遺跡

島原の乱の後

島原の乱は、なんとか江戸幕府によって鎮圧されましたが、その後、松倉勝家と、天草（飛び地）の領主であった唐津城主・寺沢堅高は処罰されます。

松倉勝家はまず改易となり、美作津山藩主・森長継のところに預けられることに。その後、藩の経営失敗と反乱の責任を問われ、斬首となりました。

この時代、普通大名が死罪となる場合は切腹が一般的で、斬首となったのは、この１件だけとされています。江戸幕府が、いかにこの事件を重大なものと捉えていたかがわかる一件です。

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