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右足切断の大怪我を負ってもなお、自分を殺そうとした相手に寛容だった大隈重信

右足切断の大怪我を負ってもなお、自分を殺そうとした相手に寛容だった大隈重信

事故の結果、大隈は右足切断の手術を受けることになるのですが、片足を失うことになっても、犯人を恨むことはなかったと伝えられています。

それどころか、大隅は側近に香典を持たせて来島の葬儀に参列させたうえ、後には追悼演説すら行ったのだとか。自分の命を奪おうとした相手に対して驚くほど寛容な態度を示しています。

手術後、大隅はアメリカ製の義足を購入し、リハビリに努めました。リハビリの最中に義足に様々な問題点が浮上するようになり、結果的にさまざまな改良が加えられるようになりました。その結果は後の義足の開発に役立てられています。

このような、暗殺者にも寛容な措置をとった大隅が多くの人の指示を得たのも頷けます。

参考

  • 木村時夫『知られざる大隈重信』(2000 集英社新書)
  • エピソード大隈重信編集委員会『エピソード大隈重信125話』(1989 早稲田大学出版部)
 

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