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今も昔も庶民の夢!江戸時代、人気を博した「富くじ」「富興業」とは?

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主催者・購入者からみる富くじ・富興業

 

富札の価格は当時決して安いものではありませんでした。そのため、主催者は庶民が買いやすいように、低価格に分割した「割札」と呼ばれる札を作って販売しました。

そもそも、富興業の目的は、寺や神社の再建修復のための資金調達でした。購入者は、買うからには当たる富札を選びたいと思うでしょう。

そんな購入者たちは、買うべき番号が書かれた夢占いなども参考にしたといいます。

いかがでしたか?

現代でも、夏や年末に大きな宝くじがあると、多くの人が買い、注目を集める宝くじ。当たる確率は低いかもしれないけれど、庶民の夢である宝くじは、江戸時代の「富くじ」も同じだったのではないでしょうか。

この記事が、みなさんが少しでも歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!

 

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