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物静かなだけじゃない。「おとなしい」という言葉に込められたオトナの定義とは?
「おとなしい」の語源まとめ
「おとなしい」は元来「大人らしい、大人びた」の意味
⇒では、大人とは?
一、「大きくなったのだなぁ(大人な)」という詠嘆
一、成長して人生の第二段階(乙)に達した人物
一、成長してモノの情緒がわかるようになったオツな人物
一、めったなことでは騒がない落ち着きある人物※時代が下るにつれて最後の意味で使われることが多くなったようです。
ちなみに「おとなしい」の反対語は「おさない(幼い)」で、まだ成長しておらず、長(おさ。リーダー)としての資質が足りない「長ない」などが語源とされています。
子供と言えば、何かにつけてワァワァギャアギャアと騒ぎ立てるものですから、確かに「おとなしい」とは正反対ですね。
しかしまぁ、無理に背伸びをするよりも、子供は子供らしく、いっぱい騒いで遊んで、健やかに成長してほしいとも思います。
※参考文献:
鈴木一雄ら編『全訳読解古語辞典 第三版』三省堂、2006年11月
岡本梨奈『かなり役立つ!古文単語キャラ図鑑』新星出版社、2018年12月
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