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身近な地名に意外な由来?地図で見つけた「丹三郎」調べてみたら戦国武将の名前だった
丹次郎と言うから、何となく丹三郎の兄であるように感じますが、丹三郎が天文末1555年まで生きて80歳で亡くなったとして、その兄が更に20年前後以上長生きするとはさすがに考えにくいので、恐らく足立郡に残っていた本家の子(甥など)でしょう。
ともあれ丹三郎家は代々「丹三郎」、丹次郎家は代々「丹次郎」を世襲してそれぞれの領地を治めましたが、やがて丹次郎家は廃れてしまったのか、現代は丹三郎のみが地名として伝わっています。
他にも丹三郎は周辺の大丹波(おおたば)、小丹波(こたば)も開発したと言われ、峨々たる山並をみんなの力で切り拓き、未来に希望を見出していった様子が目に浮かぶようです。
以上、地名というごくローカルなテーマでしたが、こうして興味を持って調べてみると、身近な場所にも色々と楽しい発見があって、知的好奇心を刺激してくれます。
※参考文献:
大館勇吉『奥多摩風土記 歴史 民俗 風土』武蔵の郷土史刊行会、1980年11月
蘆田伊人ら『新編武蔵風土記稿』雄山閣出版、1996年6月
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