見た目も涼し味もよし!琥珀糖・水信玄・水まんじゅう…心惹かれる透明な和菓子 【後編】:2ページ目
透明なくずに包まれた餡 水まんじゅう
夏らしい和菓子といえば、くず粉を使った透明な生地で餡を包んだ「水まんじゅう」です。くず粉とワラビ粉を混ぜて作っているところもあるようです。
水まんじゅうは、地下水が豊富で「水の都」の異名を持つ、岐阜県の大垣市の名物として知られています。
その中でも歴史ある老舗「つちや」・「金蝶園総本家」・「餅惚」は、特に有名。
大垣では、夏になると店頭に水を張った小さなプールのような仕掛けを作り、水まんじゅうを沈め冷やして販売しています。冷蔵庫で冷やすと硬くなってしまうため、自然な冷たさの水を利用しているそうです。
それぞれに異なる老舗の水まんじゅうを食べ歩くのもいいですね。
もちろん、大垣市以外にも水まんじゅうを扱っている和菓子屋さんは多く、お取り寄せできるところもあります。暑い夏の3時のおやつに取り寄せてみませんか。
そのまま冷やして食べるのもよし、かき氷に乗せたりガラスの器に水と氷を張って浮かべたりしても美味しくいただけます!