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江戸幕府の泥をすべて一人でかぶる覚悟!大老・井伊直弼は本当は超良い人説【4】

江戸幕府の泥をすべて一人でかぶる覚悟!大老・井伊直弼は本当は超良い人説【4】:2ページ目

安政の大獄

そこで苦肉の策として井伊直弼が行ったのが、「安政の大獄」でした。天皇に近づく反乱分子を徹底的に処罰したのです。処罰対象となったのは強固な尊王攘夷論を唱えて幕府に反発する大名・公卿・志士(活動家)らで、その人数は100人にものぼりました。

謹慎から死刑まで、直弼は幕府を揺るがしうる者を徹底的に弾圧しました。これも、「一人で罪をかぶる」という覚悟。

処刑した人物の中には学識のある人物も多くいましたが、その人たちの意見を聞くことなく処罰した彼の行為は、「誰にも頼らない」という開き直りにも近いほどの覚悟の表れでした。

この事で多くの恨みを買い、自分が殺害される覚悟をした彼は、

「咲きかけし猛き心の一房は散りての後ぞ世に匂いける(咲きかけて散る私の本心は、死んだ後の世こそが理解してくれるだろう)」

という句を詠み、そしてその直後に有名な桜田門外の変で暗殺されたのでした。享年45歳。

戒名「宗観院柳暁覚翁」も、生前に死を覚悟していた彼自身が考えたものです。

 

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