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知られざる参勤交代のあれこれ。大名行列は派遣頼み?江戸では土下座をしなかった?:2ページ目
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江戸では土下座なし?
時代劇ではよく平民が、大名行列に出くわすと慌てて土下座する場面が描かれますね。しかしこれ、頻繁に大名行列に出くわすことの多い江戸の中では、平民は土下座する必要はなかったのです。
「下にぃ、下にぃ」といって土下座させられるのは、将軍家・御三家・御三郷だけで、他の大名は「寄れ」といって脇に寄らせるだけでした。
ちなみに他の大名も将軍家・御三家・御三郷に出会うと、藩主が駕籠を下りて挨拶しなければなりませんでした。
地方の大名たちが「下にぃ~」と威張れるのは、江戸の領域を出てから。自分の領地に戻ると更に強い態度を取っていたようです。
近道、おしゃべりはだめよ
道中は藩によってさまざまな決まり事があり、なかには田圃を通って近道しない、おしゃべりしない、宿に着いたら女遊びをしない、喧嘩しないなど「修学旅行の高校生かよ」と言いたくなるものも。
同じ藩士同士の喧嘩の場合、喧嘩両成敗で切腹させられた武士もいたようです。
藩主が具合が悪い場合は?
島原藩の4代藩主・松平忠刻は途中で持病の痔や水腫があり、亡くなってしまいました。
ただ、幕府への跡継ぎの報告なしに藩主が空位になってしまうと、藩の取り潰しにつながりかねず、道中で亡くなったとは伝えらないため、死亡を伏せたまま藩主療養の願いと、嫡男への代替わりの願いを同時に出して、何とかしたようです。
参考文献:『参勤交代の不思議と謎』
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