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本来の意味は”立ったまま死ぬ”こと。「立ち往生」という言葉と弁慶の因果とは
弁慶の立ち往生
弁慶の死に様が余程衝撃的であったのか、はたまた後世の創作なのか、今となっては確認できないが、このエピソードがきっかけとなって本来の立ち往生の語源に新たな意味が加わったと考えられている。
義経が没した衣川の戦いは、藤原勢500騎に対して義経勢は10数騎の一方的な戦いであったといわれている。
50倍近い敵勢の圧倒的戦力に進退極まり命を落とした弁慶。立ち往生という言葉には武蔵坊弁慶という男の人生の矜恃を感じることができる。
現在、弁慶の終焉の地である岩手県平泉町の中尊寺入り口前の広場には、弁慶の墓と伝わる五輪塔が立っている。死後800年超。立ち往生という言葉の由来を作った男は平泉に眠っているのかもしれない。
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