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魚介類の数の単位は20種以上!?イカやカニは何で「1杯、2杯…」と数えるの?

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魚介類は種類によって単位が変わるのはなぜ?

ではなぜ、魚介類はその種類によって数える単位が変わるのでしょうか?一説には、商人が早く記帳するためだったと考えられています。

江戸時代は漁師が獲った魚は商人が買い取り、「俸手振り」という売り子に託して町の人に売って回ってもらっていました。

商人は売り子に渡す魚の種類を帳簿に記録していきますが、毎回「サンマ1匹、イカ1匹、ヒラメ5匹…」などと記入していくのは大変でした。そこで魚の種類によって数える単位を変えて、「1本、1杯、5枚…」と数だけを書くことで早く記帳できるようにしたそうです。

このほかにも、調理によって数え方が変わったり、大きい魚の場合は、解体する大きさによってまた数え方が違ったりもするそうです。

参考

飯田 朝子 著, 町田 健 監修『数え方の辞典』(2004 小学館)

 

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