「喪中」と「忌中」それぞれの意味に違いはあるの?どれくらいの期間なの?:2ページ目
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「忌中」とは?「喪中」とは何が違うの?
一方「忌中」の方も、「喪中」と元々の考え方は同じです。
こちらは一般的には、身内が亡くなった時から始め、仏教式では四十九日の法要まで、神道式では五十日祭、キリスト教式であれば1ヵ月後の召天記念日または五十日祭までとなっています。
「喪中」との違いは、喪中が死者に対する哀悼の意を表すために身を慎む期間であることに対し、「忌中」は「死」による穢れを周囲に広めない事が目的とされていることです。
また喪中の場合は、故人との続柄によって服喪期間の長さが異なりましたが、忌中の期間は基本的には「故人と2親等以内」であれば、一律で四十九日間となります。
「喪中」や「忌中」についての考え方には、そのまま「死」というものへの各宗教・宗派ごとの考え方の違いが反映されているので、宗教・宗派が違う身内が亡くなった場合には確認しておいた方が良いですね。
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