国宝や河鍋暁斎、川瀬巴水など!2017年ウルトラ注目のアート&文化財系の展覧会まとめ
2016年、戦国時代展や大妖怪展など大型の展覧会が開催され、アートや文化財に関連した展覧会ではとても楽しませてもらった一年でした。で、2017年も休む暇もなく既に面白い展覧会が各所で開催されています。
今回はJapaaanが注目する2017年に開催される展覧会を紹介します。既に開催中の展覧会もありますので、お見逃しのないようチェックしてみてください。
それでは、2017年注目の展覧会をどうぞ!
国宝 - 41年ぶりに国宝が集結!
2017年10月3日(火)~ 11月26日(日)
2017年は、日本の法令上「国宝」の語が初めて使われた「古社寺保存法」制定から120年目。京都の京都国立博物館も同じく、来年は開館120周年。それを記念して開催される特別展覧会「国宝」。絵画・書跡・彫刻・工芸・考古の各分野から国宝が何と約200件が展示されます。
これぞ暁斎!世界が認めたその画力
2017年2月23日(木)~4月16日(日)
幕末から明治を生きた絵師、河鍋暁斎の世界屈指のコレクションが渋谷Bunkamuraにやってきます。幼いころに浮世絵師の歌川国芳に入門した後、狩野派に師事し19歳の若さで修業を終えた天才絵師・河鍋暁斎。今回の展覧会は、個人コレクターのイスラエル・ゴールドマン氏が所蔵する世界屈指の暁斎コレクションによって、暁斎作品の全体像に迫ります。
川瀬巴水展 - 川瀬巴水の約140点もの貴重な初摺り
2017年1月2日(月)〜16日(月)
大正・昭和時代に活躍した浮世絵師 川瀬 巴水(かわせ はすい)。川瀬巴水は、江戸時代から明治時代になり時代の流れの中で浮世絵が衰退していった状況に対して、浮世絵復興を目指して新版画という分野を確立した人物のひとり。「川瀬巴水展」では、なんと川瀬巴水の約140点もの貴重な初摺り作品が展示されます。
春日大社 千年の至宝 - 世界遺産・春日大社の名宝づくし
2017年1月17日(火) ~ 2017年3月12日(日)
春日大社はおよそ1300年前の奈良に都ができた頃、平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建されました。平成10年にはユネスコの世界遺産に登録。本展では"平安の正倉院"と呼ばれる王朝工芸の名宝や中世の刀剣、武器武具、さらに春日信仰に関わる絵画彫刻などが一堂に紹介されます。国宝「金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」も展示されます。
根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展
2017年1月14日(土)~3月20日(月・祝)
根付はもともと日本で和服が日常的に着られていた頃に、巾着や印籠などを持ち歩く際に使っていた留め具のことを言いました。ヒモの先端に付けて帯にくぐらせ、巾着などを持ち歩くための小道具です。そんな根付の展覧会。伝統的な根付から現代根付まで約300展が展示されます。
仙厓ワールド - 仙厓さんのゆるカワ絵画
2017年1月29日まで開催中
江戸時代の僧侶であり絵師でもある 仙厓義梵(せんがい ぎぼん)。仙厓が民衆のために描いた禅画の特徴は、なんと言ってもそのユルく可愛らしい作風。本展では禅画作品の他、仙厓が愛用した茶碗や、アジアの素朴なうつわ、小さくて愛らしい香合、さらに硯など明清の文房具も展示されます。