ナイスコラボだこれ!河鍋暁斎の展覧会「これぞ暁斎!」になんと和楽器バンドがイメージソング提供
先日お伝えした、江戸時代 幕末〜明治時代にかけて活躍した絵師 河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の展覧会「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」が2017年2月に開催されます。
河鍋暁斎の展覧会がやってくる!世界屈指のコレクションを見逃すな「これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」
2015年に行われた展覧会「画鬼・暁斎ーKYOSAI」以来の大規模な暁斎の展覧会ということもあり、2017年注目の展覧会のひとつとも言えるでしょう。
そんな本展のイメージソングが発表されました。そして、そのイメージソングを手がけるのが、詩吟や和楽器とロックを融合させた「和楽器バンド」なのです。
和楽器バンドは8人組のロックバンドで、筝、三味線、和太鼓などの和楽器とギター、ベース、ドラムといったロックのベースセットを組み合わせた楽曲が特徴。ボーカルの鈴華ゆう子さんは詩吟の師範でもあります。イメージソングは新曲「浮世heavy life(よみ:うきよへびーらいふ)」が起用されています。
世界的に高い評価を得ている河鍋暁斎と、海外にも多くのファンを持つ和楽器バンドのイメージが繋がり、今回イメージソングをお願いすることになったそうです。
以下、和楽器バンドVoの鈴華ゆう子さんのコメントです。
『今回、私たち和楽器バンドの楽曲が「これぞ暁斎!」展のイメージソングに採用されて、大変光栄に思っております。破天荒な奇才、暁斎の生き様をメンバーイチの破天荒キャラであるベースの亜沙が書き下ろしました。展覧会と共に私達の楽曲もお楽しみください! 』
日本画・浮世絵の展覧会でイメージソングが発表されるというのはなかなか異例のことでしょう。しかし、河鍋暁斎の展覧会のイメージソングに和楽器バンドの楽曲が起用されるというのは、日本文化の今と昔がつながった素晴らしい瞬間でもありますね。
江戸時代に一斉開花した日本の庶民文化が、現代でも今日以上に色濃く残っていたとしたら、こういったコラボはいたるところで行われていたかもしれませんね。今後も昔ながらの日本文化が進化を続ける上で、こういった試みは大切だしとても心強く感じます。
【展覧会 基本情報】
展覧会名:ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!世界が認めたその画力
会期:2017年2月23日(木)~4月16日(日)※会期中無休
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
開館時間:10:00~19:00、毎週金・土曜日は21:00まで(入館は各閉館の30分前まで)