歴史・文化 - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

大根焚き(だいこだき)知ってる?京都に本格的な冬の到来を告げる風物詩なんです

大根焚き(だいこだき)知ってる?京都に本格的な冬の到来を告げる風物詩なんです

大根が美味しい季節になってきました。そんな師走、京都では文字通り「大根を食べること」そのものが行事化した行事が行われます。その名もずばり、「大根焚き」

普通なら「だいこんだき」と読んでしまう「大根焚き」ですが、京都のネイティブ的な読みは「だいこだき」。「おだいこ、おいひい」と、熱々の大根を頬張って発音不明瞭な感嘆の声をあげるのみならず、中風除けや疫病退散の御利益もいただけるという、有り難い風習です。

「大根焚き」、いくつかのお寺で行われます。一番有名なのは、鳴滝・了徳寺の大根焚でしょうか。

daicon1
親鸞聖人を塩煮の大根でもてなしたことに始まるという、長い歴史を誇る鳴滝の大根焚。お寺の前には「大根焚寺」という石碑まであり、京都の大根焚界(何だそれ)の中心的存在といえるかも知れません。釜の前に並べられた超大量の大根の威容は、見るだけで御利益がありそうです。

了徳寺の近く、日蓮宗の三宝寺でも、大根焚きが行われます。

daicon2
こちらの大根焚きは、大根もさることながら、サイドメニュー的に登場する「ゆず御飯」のインパクトが強烈です。文字通り、柚子をご飯へ投入したもので、お味の方も正しく柚子+ご飯。大根と共に、冷え性だったという日蓮聖人に思いを馳せながら頂きます。

マスコミなどで最もよく見かけるのは、西陣・千本釈迦堂の大根だきでしょう。

daicon3
正式名称・大報恩寺のこちらで行われる大根だきは、京野菜の代名詞と言える聖護院大根を使用。蕪にしか見えない真ん丸な形の大根を、皮も剥かずにぶった切って焚いたその様は、ビジュアル的にも味的にも、やはりインパクト大。梵字入りの生大根を販売してくれるのも、味です。

紅葉シーズンが終わり、静かになる京都。落ち葉を見ながら大根を求めてみるのも、楽しいのではないでしょうか。

大根焚き – wikipedia

真宗大谷派 法輪山 了徳寺 – 公式
信仰と祈祷の道場 三寳寺 – 公式
千本釈迦堂 大報恩寺 – 公式

 

RELATED 関連する記事

 
閉じる