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約半世紀ぶり!「大坂の陣400年天下一祭」で重要文化財を特別公開中

約半世紀ぶり!「大坂の陣400年天下一祭」で重要文化財を特別公開中

2014年2015年は、大坂冬の陣、夏の陣それぞれから400年の節目の年。これを記念して大阪城では「大坂の陣400年プロジェクト」を実施しています。

「大坂の陣400年天下一祭 冬の陣」ではイベントの一つとして、通常は立ち入ることができない重要文化財である「一番櫓」の内部をはじめ、4つの重要文化財が特別公開されています。

公開されているのは「一番櫓(やぐら)」「千貫(せんがん)櫓」「多聞(たもん)櫓」「金蔵(きんぞう)」。

「一番櫓」が公開されるのは50年以上ぶりです。公開中は櫓の役割や機能・構造について解説パネルで展示。「一番櫓」は大坂の陣で城が焼け落ちたあと、徳川幕府の手によって1628年に再築されました。大工事を担った大名の生涯も紹介されています。

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高さ14.3メートルの一番櫓には、お堀に面して小さな窓と銃口が多く配置されています。ここから玉造口から攻め入ろうとする敵を狙い、撃退する役目を果たしました。

「金蔵」は江戸幕府直営の金庫。金蔵は当時は江戸城と大阪城、二条城などにもありましたが、現存するのは大阪城のみ。ここには約800億円が保管されていたんですって!

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入り口は三重扉。窓は小さく数も少ない造りになっていたため光や風を通さず、保管していた金・銀などを劣化から守りました。中は部屋が2つに分かれていて、奥の部屋には非常時に持ち出すための金貨が保存されていたそうです。これが徳川埋蔵金の出所でしょうか。金蔵の内部には貨幣なども展示されています。

特別公開の開催時間は10時~16時30分。料金は、大人=400円、子ども=200円。11月16日までの公開です。有料入場者には天下一祭ピンバッジのプレゼント付き!

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大阪城公園では他にも魅力的なイベントを多数開催していますよ。

大坂の陣400年天下一祭

 

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