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数え年とは?生まれて二日で2歳になる人も?満年齢との違いと換算方法を紹介

厄年でよく使う「数え歳」とは?満年齢と数え年の違い、換算方法を紹介

「俺、今年数えで42歳だから本厄だよ。嫌だなあ……」

この「数え」って何でしょうか。先刻そんな問い合わせを頂いたので、ざっくりと説明しましたが、今回はこの「数え」つまり「数え歳(どし)」ついて紹介したいと思います。

生まれて二日目で2歳になる人も?

「数え歳」とは年齢の数え方で、現代日本で一般的に普及している満年齢とは少し数え方が違います。

よく、歴史上の人物についてその年齢を表わす時、生まれた時点で1歳としていることがありますが、それが数え歳における年齢の数え方で、満年齢と違って0歳という概念がありません。

これは昔、0(ゼロ)の概念がなかったためとも言われ、人生の始まりである年を1歳として、そこから1年ごとにカウントしていくのですが、数え歳にはもう一つ、満年齢と異なる大きな特徴があります。

年齢をプラスするタイミングは個々の誕生日ではなく、みんな同じ元日(1月1日)です。

その年の1月1日に生まれた人も、同じ年の12月30日(旧暦なので31日の概念がなく、大晦日は12月30日となります)に生まれた人も、次の年が明けた瞬間、みんな揃って1つ歳をとるのです。

※そのため、今でもお正月に各家庭でお祀りされる歳神(としがみ。歳徳神などとも)様は「みんなに歳を配る(とらせる)」というお役目も持っていました。

これだと、その人が厳密に「何年何ヶ月生きているのか」を把握しにくいデメリットはありますが、お正月に「みんな一緒に歳を重ねる」というお祝いムードが共有できて、筆者は好きです。

でも、12月30日に生まれた方は生まれた次の日には2歳になってしまうので、ちょっと(1歳の人生が短くて)損した気分になるかも知れませんね(1歳児がそんなことを気にしないとは思いますが)。

2ページ目 満年齢⇒数え歳の換算方法

 

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