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梅雨の語源。どうして梅の雨で「つゆ」と読むようになったの?:2ページ目
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熟しきった梅の実が……
普通「つゆ」と聞くと、多くの方が水滴の「露」か、蕎麦などの「汁」を連想するかと思います。
梅の実から滴る露が「梅雨≒つゆ」と呼ばれるようになったという説もありますが、もう一つ「潰(つ)ゆ」説も紹介します。
潰ゆとは「ついえる・ついゆ」の変化形で、やわらかく爛熟しきった梅の実が、枝から落ちて潰れてしまう様子を表わし、梅の収穫期(リミット)を意味するとも考えられます。
まとめ
こうして見ると、諸説あるもののどれが最初とも判然とせず、恐らく人それぞれに呼ばれていた雨の名前が、梅の時期にからめて後から理由づけされていったものと考えられます。
ちなみに芭蕉が詠んだ「……あつめて早し最上川」の五月雨(さみだれ)も梅雨の別名で、近世以前は旧暦だったため、昔の5月は現代のおよそ6月に該当していました。
同じ理由で「五月(さつき)晴れ」も、現代でいう鯉のぼりが泳いでいるような青空でなく、本来は梅雨の晴れ間を指す言葉でした。
雨ばかり続くと気分も沈みがちですが、雨なら雨の楽しみもありますから、なるべく明るく過ごしたいものです。
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