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【仏像の見分け方】仏像を見分けるにはファッションに注目!その2:菩薩・明王・天部

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【天部】

「天部」は、サンスクリット語でテーヴァといい、仏像の中でも一番種類が多い存在とされています。

もともとは、主にバラモン教やヒンディー教にでてくるようなインド固有の神様でしたが、仏教に取り入れられ、仏法を護る役割を担いました。なかには、中国や日本の影響をみられるものもあります。

主な天部として「帝釈天」や「梵天」などがあげられます。「天部」の神々の性格は多彩であるため、容姿のバリエーションも多彩です。よって、その特徴を一言でくくることは難しいですが、外形は大きく次の五つにわけることができます。

  • ①貴紳形(中国風の貴人)
  • ②天女形(中国風の女性)
  • ③武将形(西域風の武人)
  • ④鬼神形(怪奇な鬼、多面多臂など)
  • ⑤鳥獣形(頭部が鳥や動物)

仏像の見方、次回はいよいよラスト! 「垂迹」と「羅漢・祖師」を見ていきます。

参考:水野 敬三郎『ミズノ先生の仏像のみかた

 

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