神社に行ったら屋根を見てみて!お参りが楽しくなる豆知識「千木」と「鰹木」を知る:3ページ目
鰹木(かつおぎ)
屋根の棟(むね)と直角に置かれた材木で、元々は葺いた屋根材が飛ばされないように置いた重石の名残などと考えられています。
両端が細く中央の太い形状が鰹に見えるためそう呼ばれたそうですが、中には「勝男木」などと当て字されていることもあります。
鰹木の本数は神社によって2本から10本までありますが、一般に奇数なら男神が、偶数なら女神が祀られていると言われています(これも、例外はたくさんあります)。
まとめ
神社の屋根から神様の性別が判ると、予想するのが楽しくなります。
中には「千木の削ぎや鰹木の数はあくまで俗説」という意見もありますが、けっこうな確率で当たるので、難しいことは抜きにして、ゲーム感覚で楽しめばいいのではないでしょうか。
こんな小さなことでも、知っていると神社の参拝が楽しく、愛着も湧いてくるものですから、今度お参りされた時、良かったら屋根を見上げて欲しいと思います。
※参考文献:
神社本庁監修『神社検定 公式テキスト1 神社のいろは』扶桑社