日露戦争時代のロミオとジュリエット。映画「ソローキンの見た桜」がまもなく公開!:2ページ目
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歴史的事実に基づくラブストーリー
江戸という長い太平の眠りから目覚め、近代国家の仲間入りを果たそうとがむしゃらな日本が大国ロシアに挑んだ日露戦争。
日本は、捕らえたロシア兵捕虜に対して寛大な扱いをする事で、国の文化水準の高さをアピールしようとしました。
そのため、この映画の舞台である松山捕虜収容所でも、ロシア兵捕虜はかなり自由な生活を送ったようです。たとえば食べ物は日本兵以上に豪華。上級のロシア兵は外出が自由だったため、温泉や遊廓通いはもちろん、妻子を借家によびよせるロシア兵も居ました。
日本側も、大相撲見学などの娯楽の提供、ロシアで教育を満足に受けられなかった者には学習の機会の提供などサービスに事欠きませんでした。
本作品はそんな歴史的事実を踏まえた上で丁寧に描かれた「日露戦争時代のロミオとジュリエット」です。号泣必死との事ですので、皆さんハンカチを用意して映画館に向かいましょう!
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