元祖ゆるカワ系！ユーモラスな画風も魅力の江戸時代の絵師・長沢蘆雪

アート / 日本画・浮世絵 / 人物

2019/03/01

近年にわかに注目を浴びている江戸時代の奇想の絵師、長沢蘆雪（ながさわろせつ）。東京都美術館にて開催中の「奇想の系譜展」に出展されている絵師の1人でもあります。

今回はそんな蘆雪にスポットを当てたいと思います。

「奇想の系譜展」で展示されるその他の絵師に関して、こちらの記事も合わせてどうぞ。

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長沢蘆雪とは

京都で下級藩士の家に生まれ、写生を重視した画風で有名な円山応挙に師事。応挙といえば近現代にも系譜が引き継がれる「円山派」の祖であり、近代日本画は応挙から始まったとも評されるほどの名門。師の応挙の写生画法をマジメに忠実に学ぶ弟子が沢山いる工房でした。

そんな円山派に入門するくらいだから、蘆雪はどれほどマジメな人なのかと想像しますが、実は真逆。後世に伝わる長沢蘆雪の性格は「自由奔放」で「ユーモラス」。そしてその長沢蘆雪の面白さは画風にもたっぷり反映されています。

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