元祖ゆるカワ系!ユーモラスな画風も魅力の江戸時代の絵師・長沢蘆雪:2ページ目
長沢蘆雪の画風
蘆雪の作品は、応挙の画風を引き継ぎ写生画法的な部分は濃厚にあるのですが、その中にも蘆雪ならではの「面白み」や「ゆるさ」のエッセンスがトッピングされています。上手いのにどこかほっこりしてしまう画が多く残されているのです。例えばこの虎。
障子いっぱいにのびのびと躍動する虎の姿が勇ましい!・・・と、ぱっと見ではそう思うのですが、よくよく見るとなんだか体の線が猫のように丸い・・・?精一杯凄んでいる目もよく見ればどこか気弱そうで、なんだかキュート。