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具足、甲冑、胴丸など…みんな「鎧-よろい」なんだけど、それぞれの違いって何?

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甲冑(かっちゅう)

甲(こう)とは身にまとう鎧、冑(ちゅう)とは頭にかぶる兜(かぶと)を指し、甲+冑(こう・ちゅう)が訛って「かっちゅう」と呼ばれるようになりました。

(※甲の字には「兜」の意味もありますが、この語においては「鎧」の意味で用いられます)

なので、兜をかぶっていない状態は「甲冑」とは言いません。

具足(ぐそく)

具とは「そな(備)え」、足とは「たるorたりる」の意味で、「そなえたりる」つまり「フル武装」の状態を言います。

鎧&兜はもちろんのこと、付属品も一通り揃って初めて具足と言えますが、多くの場合は室町時代以降の甲冑(当世具足・とうせいぐそく)を指すことが多くなっています。

当世とは「今どき」の意味で、室町時代後期、鉄砲の伝来・普及によって甲冑の在り方が大きく変わり、従来の小札(こざね。糸で連結し、鎧を構成する金属や革などの小片)から、広くて長い鉄板を多用するようになったニュータイプの甲冑を指します。

3ページ目 小具足&大具足、腹当…

 

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