乾電池の発明は遅刻がきっかけ!?世界で初めて乾電池を発明した日本人・屋井先蔵:4ページ目
屋井は、乾電池というものを世界で最初に発明にしたにもかかわらず、貧乏のため特許を取得することがなかなかできず、長い間、乾電池の発明者として名前を知られることはありませんでした。
2014年、IEEE関西支部の推薦による「日本の一次・二次電池産業の誕生と成長1893」がIEEEマイルストーンとして正式に認定され、屋井の出身地の長岡市、出身校の東京理科大学近代科学資料館(以上は屋井乾電池が現存しないため)、ジーエス・ユアサコーポレーション、パナソニックの4者に銘板が贈呈されました。
これによって地元長岡市の人々にも、屋井先蔵の名前が広く知られるようになりました。
日本が、世界に誇るものづくりの技術。その一つの成果である「乾電池」発明のきっかけが、「遅刻」とは、なんとも人間臭いエピソードではないでしょうか。
参考文献