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乾電池の発明は遅刻がきっかけ!?世界で初めて乾電池を発明した日本人・屋井先蔵

乾電池の発明は遅刻がきっかけ!?世界で初めて乾電池を発明した日本人・屋井先蔵

そんな屋井の乾電池に転機が訪れたのは、1892年に開催されたシカゴ万博でのこと。このとき、東京帝大理学部が、屋井の発明した乾電池を使用した地震計を出品。この乾電池が国際的に関心を集め、その性能の良さが認められるようになりました。

その後、日清・日露戦争が発生すると、厳冬の満州で照明や通信機器を使用するための電源として屋井の乾電池が採用されることになり、屋井の乾電池はようやく世間の人々の注目を集めるようになったのです。

1910年 、屋井は、「屋井乾電池」を設立。乾電池の本格量産にとりかかりました。その際、筒型の金属ケースを用い、現在の乾電池のスタイルを確立しました。

4ページ目 貧乏のため特許取得がなかなかできなかった

 

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