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そうだったの?江戸時代 おしゃれはいつの時代もお金がかかる!おしゃれをリーズナブルに楽しむ江戸時代の女性たち

おしゃれはいつの時代もお金がかかる!おしゃれをリーズナブルに楽しむ江戸時代の女性たち

人気の化粧水「江戸の水」は約5000円

化粧品も、キレイになりたい女性の必需品の一つ。人気の化粧水「江戸の水」は銭48文=約5000円です。こういった化粧水が販売されるまでは、ヘチマ水など手作りの化粧水が一般的だったので、ヘチマ水を愛用し続ける庶民が多かったのかもしれません。

メイクといえば、白・黒・赤の3色が基本でした。赤は、差し色のですね。紅は高級コスメといわれ、庶民が気軽に入手できるものではありませんでした。

というのも、紅の原材料の紅花はとても貴重なもので、抽出できる紅は材料の0.3%のみ。とても手間がかかるものだったので、お値段もかなりしたようです。

江戸時代後期にはやった「笹紅色」というリップメイクは、この紅を下唇にたっぷりのせるもので、このメイクをするために庶民が編み出した方法とは…。黒で下地を塗ってから紅を塗ることで、笹紅色に見せるというテクニックです。

お金がなくても、創意工夫でオシャレを楽しむ女性が多かったのですね。

参考文献:江戸のヒロインたち、女子のためのお江戸案内大江戸ものしり図鑑

 

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