この情報は助かる!吸血鬼はニンニクだけど、天狗は青魚で撃退できるというライフハック:3ページ目
天狗攫いは男色との関わりも?
江戸時代、男色は武家社会だけでなく庶民の間でも広まっていたと言います。男色専門の茶屋「陰間茶屋」まであったほど。
茶屋で売春?男色を売る男娼までいた?江戸時代には色んなタイプの茶屋があった
先日は、江戸時代に浮世絵などにも描かれるほどアイドル的な人気を誇っていた、茶屋で働く茶屋娘を紹介しました。[insert_post id=75359]茶屋はお客にお茶や和菓子を提供する喫茶…
江戸時代以前の男色は決して「快楽のため」だけではない?恒例の儀式や同志の契りを交わす意味も大きかった
先日の記事でも少し触れましたが、江戸時代の書物や浮世絵には女性同士の同性愛に関するものが少ないのに対し、男性同士に関するものは、当時の男色(男性同士の同性愛)の環境がどのようなものだったかを知るには事…
実はこの天狗攫いも、当時から少年を攫ったのはそれが原因だと考えられていました。
実際に少年を攫うのは修験者などで、少年たちはそれについて回っていたので各地を巡って目にしていたのだとか。
少年が数か月や数年のうちに帰されるというのも、陰間は花魁に比べて花の盛りの時期が短いといいますが、まさに春の短い少年だからこそでしょう。
人々は少年がいなくなったらまず「鯖を食った○○ー!」と大声で呼びまわり、天狗から少年を守ろうとしたのでした。