叱られてる内が華?「武士の世」を目指した源頼朝の意識改革と、違反した御家人への悪口雑言を一挙公開:5ページ目
キツい罵声も「愛の鞭」、頼朝公の人間力
……とまぁ、こんな調子で言うも言ったり24名、過去の行状から親の態度、挙句は容姿に至るまで散々なけなしっぷり。
(※厳密には、名前の下が空欄だったり、右に「同じ」とだけ書かれている者もおり、個々に対する頼朝公の怒り度合いに温度差を感じます)
それにしても、よくまぁここまで御家人ひとり一人を見て・覚えているものだと呆れるやら感心するやら。
けなす時は感情むき出しでけなすけれど、平素から御家人たちに目を向けて、心を寄せて来たからこその「愛の鞭」。
そんなところも、御家人たちから慕われた頼朝公の人間的魅力なのかも知れません。