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江戸〜昭和時代のめちゃくちゃ使える図案集 モダンで色彩豊かな明治時代の図案集「京華図案」がハイレベルすぎる!

モダンで色彩豊かな明治時代の図案集「京華図案」がハイレベルすぎる!

以前紹介した、明治35年から神坂雪佳(かみさかせっか)と古谷紅麟(ふるやこうりん)によってシリーズもので制作された図案集「新美術海」。色彩豊かなデザインの数々は今見ても新鮮で、日本の伝統柄を随所に使いながらもモダンなテイストも見られる素敵な図案集でした。

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そんな「新美術海」にも負けず劣らずな、同じく明治時代に制作されたとっても素敵な図案集「京華図案(けいかずあん)」を紹介します。

どうですかこの色鮮やかなデザイン!植物をモチーフとした図案をメインに、モダンさも兼ね備えた素晴らしい図案集なんです。

「京華図案」は明治30年に長谷川契華(はせがわけいか)や古谷紅麟(ふるやこうりん)によって制作された図案集で、上下巻が刊行されました。長谷川契華にはこの他に「契花百菊」という様々な種類の菊を精密に描いた画集も観光しています。「契花百菊」は菊栽培を趣味にしている人の間では知られた画集のようです。

古谷紅麟は、前述した神坂雪佳と共に「新美術海」を制作したデザイナー。

図案の多くが伝統的なモチーフなのにポップなテイストも見え隠れして、可愛らしいとまで思えるような色使いも魅力的です。これらの図案をモチーフにした着物とか制作されたらかなり人気出そうな気がします。

「京華図案」「新美術海」など、明治時代以前の図案集の多くは多色摺木版画によるものですが、色数や木版画ゆえの制限なども考慮した上で制作される図案には、現代のデザインにはない魅力が感じられる気がします。

 
 

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